ヒースクリフコンプレックスとジェイン・エアコンプレックス

BBCのサイトに『嵐が丘』の

ヒースクリフに関する記事が載りました。


Heathcliffand literature’s greatest love story are toxic


記事タイトルが示唆するように、

ヒースクリフは、

毒親ならぬ毒男。


悪いけど、魅力的な人。

いや、

悪いから、魅力的な人?


記事にあるように、

作家でのサマンサ・エリス氏は、

12歳でヒースクリフにはまり、


のせいで、実生活でも、

悪い男の人ばかり好きになって、

苦労したそう。


好きになってはいけない人を、

好きになる、


好きになっていい人は、

好きになれない。


こういう「ヒースクリフコンプレックス」

みたいなものって、あるんですね。


みなさまは、いかがでしょうか?



「ヒースクリフコンプレックス」も

あるところにはあるでしょうけど、


私は、自分と同世代の日本の女性には、

「ジェイン・エアコンプレックス」の方が、

身近じゃないかと、思ってます。


「ジェイン・エアコンプレックス」とは、

勝手に定義すると、


「真に愛する人と、対等な関係で、

コミットしなければならない」

という強迫観念のこと。


コンプレックスの症状は、


「真に愛する人」と

「対等な関係」の

両方の条件が揃わない限り、

コミットすることを回避する、


といったところでしょうか。



ひとむかし前のことですが、

あるセレブ女性が、愛読書として

『ジェイン・エア』をあげ、


「この小説は、

自分の心に正直になることや、

好きな人を信じることを

教えてくれた」


みたいなことを話していました。


その人は、ずっとお幸せそうなので、

『ジェイン・エア』は、

コンプレックスは形成せず、


よいお手本として、

励みや支えになったんでしょうね。


めでたし、めでたし。


by 川崎


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by eikokushosetsu | 2018-07-31 19:01 | 小説と芸術